ズバリ初見演奏です。
…
もしかすると「初見」と聞いて身構えてしまった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
ご安心ください。何も感動的な演奏や完璧な演奏を求めるわけではありません。
ただ、楽譜を読んで音にする。この作業に集中する時間を取りたいだけなんです。
レッスン時間中に行っている内容は
約5分、初めて見る楽譜を練習する(大抵は簡単な二重奏)。
5分経ったら弾けるテンポを設定してもらって、せーので演奏。
演奏の状況により、もう一度合わせてみるor内容解説。
こんな感じです。
もちろん、途中で止まってしまう方もいます。それはそれでOK。
普段練習する曲だって何回もレッスンを受けて家で何回も練習して
それでようやく納得のいく演奏ができるかどうかなんですから。
ただ、楽譜を読むという作業にも慣れは必要なもので
タイトル・楽想記号確認…速さはAllegro?Andante?Cantabileって?
調号確認…♯や♭の数は?
繰り返し記号確認…途中で繰り返し記号が!どこまで戻るんだっけ?
などなど、楽譜には音の高さやリズムを読む以外にも、たくさんの情報が記されています。
それらを出来るだけ取りこぼさずに楽譜を読む。
そして、自分がなるべく止まらずに弾けそうな速さで弾き始める(←超重要
繰り返すことで読譜が速くなるだけでなく、音符の読み間違いが減ってきます。
特にギターは、#を一つ間違うだけでとんでもなく難しい押さえ方になってしまったりもします。
その状態で1~2週間練習を続けて、いざ先生のレッスンで弾いてみたら
読譜ミス発覚!あんなに苦しい思いで練習していた押さえ方が簡単に。
1~2週間の苦労はいったい何だったのか…しかも新しい押さえを覚えなおさなきゃ!
…なんて事にもなりかねません。
そういう無駄な苦労を極力減らすためにも、初見練習で読譜能力を鍛えておくのがおススメです。
まずはメロディだけ、メロディとベース音だけなどシンプルな楽譜からトライしてみてください。