
「小樽観光といえば運河…だけだと思っていませんか?」ゆったりとした大人の歴史旅を楽しみたい方に絶対おすすめしたいと思ったのが「小樽貴賓館(旧青山別邸)」です。
17歳の少女の夢と、にしん漁で巨万の富を築いた大網元の莫大な財力が組み合わさって誕生し「北の美術豪邸」と呼ばれ、にしん漁の栄華を今に伝えます。また、漫画ゴールデンカムイや花より男子の聖地としても注目されています。

今回は、満開の紫陽花に包まれた最高の季節に訪問!運気が爆上がりしそうな開運スポットがあることも発見しました!!
デパート並みの総工費?!異次元すぎる「旧青山別邸」

旧青山別邸は、明治・大正時代にニシン漁で巨万の富を築き上げた青山家の別荘として建てられ、国の登録有形文化財にも指定されています。
青山家の三代目娘・政恵さんが、17歳の時に山形の本間邸に魅せられ、大正6年から6年半もの歳月をかけて建てた別荘です。
創建から100年以上経ちますが、驚くべきはその建築費!
当時の金額で31万円。 新宿の有名デパートの建築費が約50万円だった時代ですから、どれほど贅を尽くした豪邸だったかが分かります。現在の価格に換算すると約30億と言われる大豪邸です。
残念ながら館内は館内は美術品保護のため写真撮影禁止。でも、だからこそ自分の目でじっくり作品と向き合う贅沢な時間が流れます。
・欅(ケヤキ)の春慶塗りが美しく輝く床や柱
・神代杉の幅広天井や、緻密な欄間彫刻
・たも材の階段、引手が七宝焼
・一流絵師が手掛けた圧倒的な襖絵や書
一室ごとにテーマや趣が異なり、「金に糸目をつけないとはこのことか!」とため息の連続でした・・・と、贅沢の極みにうっとり浸っていたのですが、一緒に行った友人が一言。
「いくら装飾が豪華でも、蛇口をひねればすぐお湯が出る今の家の方が住みやすいよね」
あまりにも冷静で現実的なツッコミに「本当それ!」と思わず爆笑してしまいました。確かに、現代の文明の利器こそ贅沢かもしれません(笑)。
ファン必見!『ゴールデンカムイ』『花より男子』の聖地

実はここ、大人気漫画『ゴールデンカムイ』のファンにとっても外せない聖地です!
5巻40話に登場する鰊番屋のモデルとなっていて、牡丹の間は、鶴見中尉がピアノを弾いていた部屋であり、アシリパちゃんも驚いた豪華な有田焼の便器もあります。枯山水の庭もコミック4巻の裏表紙に登場しているのだとか。

また、ギネス世界記録にも認定され、韓国や中国でもドラマ化し超人気の『花より男子』にも旧青山別邸の外観や部屋が登場し、17巻の舞台となっているなど、アニメや漫画の世界にがリアルに感じられます。
【一箇所だけの撮影解禁】パワースポット「龍神のアカマツ」
館内撮影不可の旧青山別邸ですが、たった一箇所だけ写真撮影が許可されている超貴重なスポットがあります。

それが、入館者だけが枯山水庭園で見ることができる樹齢100年超の「龍神」と呼ばれる赤松です!

天から舞い降りた「降り龍」のようにうねる幹と枝ぶり。
「降り龍」は地上の守り神とされ、特定の運気だけでなく全体の開運や金運を招く縁起物と言われています。鰊漁で巨万の富を得た青山家のパワーと相まって、拝むだけでご利益がありそうな強い気を感じましたし、小樽には龍宮神社もありますので、本当に龍神様がいる街なのかもしれないと思いました。
小樽【龍宮神社】出世のご利益が強い龍神様のパワーを感じる人気スポット[北海道小樽市稲穂町]
「あじさい庭園」に咲く紫陽花の花言葉に想いを馳せて

約1500坪の広大な庭園は、季節ごとに桜、牡丹、芍薬、つつじ、紫陽花と美しい花々が彩ります。今回訪れた時期は、色鮮やかな紫陽花(アジサイ)が満開を迎えていました。

紫陽花の花言葉には「移り気」という少し切ない意味もありますが、小さな花が集まって咲く姿から「団らん」「和気あいあい」「家族の結びつき」という温かい意味もあります。
政恵さんが好きだった花だったから、約600もの紫陽花を植えてあじさい庭園が作られたのだそうですが、

小さなにしん漁から始まり、家族や職人たちと共に巨万の富を築き上げた当時の家族の賑わいや歴史のドラマが「団らん」「和気あいあい」「家族の結びつき」という花言葉と重なってじーんとくるものがありました。

開園期間は7月上旬〜8月上旬予定となり、庭園入園料の300円 (中学生以上)が必要となりますが、見る価値ありです。
祝津の海と庭園を眺めることができるレストラン「小樽 貴賓館」

散策の後は、併設されているレストラン「小樽 貴賓館」で、名物のにしん料理をはじめとした和食やカフェメニューを味わうことができます。

が、この日のランチは別な場所でいただいたので、併設するショップでお土産物をチェックしました。

人気1位は、小樽 貴賓館のメニューにもある「にしんそば」。他にもお菓子や雑貨、ゴールデンカムイグッズなど品揃えが豊富です。個人的には、龍神の赤松の松ぼっくりが、自分への良い土産となりました。

そして、必ず見てほしいのがロビーの豪華な大天井画。北海道ゆかりの日本画家の手による四季折々の美しい花々の絵が138枚も並んでおり圧巻です。
歴史の余韻と美術品のような建築美が各所に見られますが、見どころ満載すぎて、きっと見逃しているところもあると思うので、季節を変えてまた再訪したいと思う素晴らしいスポットでした。
小樽貴賓館(旧青山別邸)アクセス・基本情報
ホームページ:小樽貴賓館|北海道小樽市の観光名所
所在地:北海道小樽市祝津3丁目63
電話番号:0134-24-0024
営業時間:4月〜10月 9:00〜17:00 / 11月〜3月 9:00〜16:00(最終受付30分前)
定休日:なし(※年始1/1〜1/7は休業)
入館料:大人(中学生以上)1300円 / 子ども(小学生)650円
アクセス:JR小樽駅から中央バスおたる水族館行で約20分、「祝津3丁目」下車徒歩5分
駐車場:あり(無料・30台)
※掲載されている内容は訪問当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。