第2回定例会(6月議会)に向けて定例となっております各常任委員会が開かれましたので主なトピックをご紹介します。
〇総務文教常任委員会
1. DX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画の策定
R2年12月に国において自治体DX計画が策定されたことを受けて、市としてデジタル活用のための推進計画が新たに策定されることとなり素案が示されました。
5月下旬から実施されるパブリックコメントの終了後、外部委員会である未来型政策検討委員会と庁内の未来型政策庁内検討会議において7月末を目途に成案が取りまとめられる予定です。
2. 第7次総合計画の策定
来年度を開始年度とする第7次総合計画は、7月に行政審議会から最終の答申が出され、8月に市民説明会、9月以降に議会での審査が行われる予定となっています。
3. 歓迎塔の撤去
昭和60年に設置された文京台の国道12号線沿いにある景観施設である歓迎塔が、土地所有者からの申し出による撤去されることとなりました。8月末頃に撤去工事が行われる予定です。
尚、市内には、れんがのバス待合所など13の景観施設が設置されています。
4. 統一地方選挙投票率
統一地方選挙の江別市分の投票率が報告されました。
知事選52.89%(前回60.38%)、道議選52.35%(前回59.88%)、市長選・市議選50.49%(前回52.15%)、知事選における10代の投票率34.20%(前回41.64%)となっています。
また、市長選における期日前投票者数は13644人(前回11749人)、投票率13.66%(前回11.76%)となっています。
〇経済建設常任委員会
1. 置き雪訴訟
置き雪が原因で公道の通行の権利の侵害や精神的苦痛を受けたとして、市に対する損害賠償訴訟が起こされいたものです。
R4年9月に札幌地裁で市勝訴の判決が出され、控訴されていましたが、R5年4月に札幌高裁にて市勝訴の判決が出され、その後判決が確定しています。
判決理由は、住民から道路への通行の権利を侵害しないように、道路管理者として具体的な措置を取ることが可能かつ合理的に期待されるにも関わらず、漫然とそのような措置を取らなかった場合に国会賠償法上違法となるが、今回のケースは、置き雪の程度、他の場所より大量に置き雪を残したという事情は認められないことから違法があるとは評価できないとされています。
〇生活福祉常任委員会
1. 地球温暖化対策実行計画の策定
地球温暖化推進法において市町村計画として策定に努めるとされており、R6年度から新たな計画期間が始める環境管理計画と一体化して策定されます。
2. 自殺対策計画
H31年度からR5年度までの第1次計画に続く第2次計画として、R6年度から5年間の計画が策定されます。