
北海道情報大学の女性研究者によるトークイベント「なるほどラボ」。2026年度の第1回目が、江別 蔦屋書店にて6月11日に開催されました。
平日の開催にもかかわらず、当日は20名もの方々にお集まりいただきました。
「今日は『AIって難しそう』という気持ちを、みなさんと一緒にワクワクに変えていきたいと思います。リラックスして楽しんでいきましょう!」とご挨拶し、アットホームな雰囲気でスタート。今年度も多くの人と『知』を共有する場をつくりたいという願いから始まった「なるほどラボ」が幕を開けました。
イベント江別蔦屋書店【なるほど!毎日がちょっとラクになるAIのはじめ方】なるほどラボ開催のおしらせ[北海道情報大学]
生成AIパスポートを持つ大学研究者から学ぶ、身近なAI活用術

今回、暮らしをラクにするAIの知恵を授けてくださった講師は、北海道情報大学 医療情報学部の田中里実先生です。
AI初心者が生成AIを業務で安全・適正に活用するために必要な基礎知識や、情報漏洩・著作権侵害などのリスク予防策を習得できる認定資格「生成AIパスポート」をお持ちの田中先生。
「AIを日常生活で使う用事なんてないのでは?」と思われがちですが、実は私たちの身近には、AIが大活躍してくれる場面がたくさんあり、
一つの例として、今回は「家事」をもっとラクにするためのAI活用法を伝えてくれました。
献立作りや予定把握「認知的な家事(見えにくい家事)」は立派な労働!

今回のお話の中で、個人的に「なるほど!」と頷いたのが、「認知的家事」という言葉でした。
普段、ToDoリストに書く「お皿を洗う」「洗濯物を干す」といった目に見える作業の他にも
・毎日の献立を考える
・学校の複雑な予定を把握する
・家族の機嫌を読んで先回りの行動をする
・病院に連れて行くベストなタイミングを測るなど、
実は膨大な「考える、調べる、管理する」という見えにくい家事があります。
これらは単なる雑務ではなく、家族のために先を読み、頭をフル回転させる「立派な労働」であると研究者の間で定義されているのだそうです。
田中先生はこの「毎回考えなければいけない設計」を、AIにバトンタッチしてラクにしよう!というのを提案してくれ、AIがぐっと身近で使えるものになりました。
AIを「よき相談相手」にするプロンプトのコツ
イベントでは、実際に「認知的な家事チェックシート」を使いながら実践ワークを行いました。参加者の方から代表して、家庭菜園の初心者ならではの悩みを相談し、音声入力を使えば、おしゃべりしながら簡単にAIに相談できる様子を実演しました。
田中先生が教えてくださった、AIを使いこなすための大切なポイントは「条件をできるだけ具体的に出すこと」。
条件があればあるほど、AIは相談者ににぴったりな、いい答えを返してくれます。さらに、プロンプト(AIへの指示文)の最後に、魔法の1行「足りない情報があったら質問して」を追加するテクニックも伝授されました。
「自分には関係ないかも」と思っていたAIを「これなら明日からの生活がちょっとラクになりそう!」と感じていただけたのではないでしょうか。
講師の田中先生、そして江別 蔦屋書店に足を運んでくださった20名の参加者のみなさま、本当にありがとうございました!
【次回は7月9日】次回のなるほどラボ案内
大好評の「なるほどラボ」、次回の開催も決定しています!

次回開催日: 7月9日(水)11:00〜
テーマ: なるほど!フェイク情報の見分け方
講師:杉澤 愛美先生 (情報メディア学科)
ネットにあふれる情報を見極める、これまた現代に必須のテーマです。次回もどうぞお楽しみに!
HIU女性研究者のなるほどラボ 「なるほど!フェイク情報の見分け方」