ドアの右側を浮かせるためには
この日は、1階納戸のドアが床との間で引き起こす物理的摩擦をなんとかするべく取り組んだ。
このドア、開けてすぐのときにドアの向かって右下がかすかに床面に擦るのである。実は家を建てた直後からこの症状が出て、丁番に紙を挟んだりして対処していた(ハウスメーカーの人が最初にやったのを真似てやってみていた)が、うまくいったりいかなかったり。また、症状が出るのは決まって冬期間。どうやら床の乾燥か何かが関係しているのではないかと思っている。
写真の黄色の〇のあたりが擦る場所で、シュッと音がする。フローリングにかすかにカーブの擦り跡がついているのがおわかりになるだろうか?
擦らなくなるようにするには白い『⤴』の方向に回転させるようにドアの右側を浮かせれば良い。実際、ドアを開けるときに意識してノブを上に持ち上げるようにして開けると擦らない。ということは、まさに紙一重。紙一枚分くらい浮かせることができれば擦らなくなる。
これまでは丁番に厚紙を挟んで対処していたが、完全解決には至らなかった(時間が建つとまた症状が出る)。
そこで今回は厚さが潰れる紙ではなく、ビスを締めても潰れない、もう使わないであろう薄いプラスチックの某会員カードを使うことにした。これをビスとビスの間に入る大きさになるよう縦横それぞれ4つに切り、今回はそれを4枚重ねて、それがずれないようにセロテープで巻いて束ねた。
下の丁番のドア側のビスを緩め、隙間3カ所にこのプラスチックを入れて再びビスを締める。
するとおかげさまで、擦りが解消された。偶然にも4枚重ねがちょうど良い厚さだったようだ。
最初は3カ所ではなくいちばん下にだけ挟んでみたが、擦りは解消しなかった。
3カ所にプラスチック板を入れてこの丁番全体にすき間ができるようにすると成功した。
つまり、
① 紙ではなく硬いプラスチックなどを使うこと
② それを下の丁番全体が浮くように挟み込むこと
ということが成功の秘訣であることが、今回ようやくわかった。
いやぁ、納戸のドアを開けるたびに実に爽快な気分になれるようになった。
ひと仕事を終え、この日は江丹別そばを茹でて、ざるそばにして食べた。
前日の元日気分に続き、二週間前の大晦日気分がよみがえった。
♪ 今日の一曲 ♪ 今年が生誕100年となる
ベリオ(Luciano Berio 1925-2003 イタリア)の
ピアノ協奏曲第2番「
エコーイング・カーヴ(Echoing curve)」(1988)。