思いこみでホームを間違えないように 3月18日に JR のダイヤが改正されて2週間が経った。
私の朝の通勤時間あたりの江別駅発の電車は改正前と改正後に違いはなかったが、改正後の最初の平日である月曜日に江別駅に行くと、いつもとはちょっと違う状況が。
いつもは3番線で着発する7:26発の滝川行き普通列車が、この日の朝は2番線に停車していた。
私が「特急列車が遅れていて、ここで追い抜かせるために待っているんだな。後続の列車に影響がなきゃいいが」
と思ったのは、自然なことだ。札幌方面からの列車が遅れているとすれば、そのあと同じく札幌方面から来て江別で折り返し運転する、私が利用する電車の到着出発が遅れる恐れがあるからだ。
するとやはり旭川行きの特急「ライラック」がやって来て、瞬時に3番ホームを通過していき、その2分後には滝川行きも発車した。
でも変だ。
駅の中には電車が遅れているというような空気は流れて
いない。
職場に行って調べてみると、改正によってこのように変っていた。
改正前 札幌 7:00発 滝川行き
札幌 7:00 → 江別 7:26着/ 7:26発 →
改正後 札幌 6:58発 滝川行き
札幌 6:58 → 江別 7:22着/ 7:26発 →
あの「ライラック」は、というと、札幌 7:12発の「ライラック3号」。
ダイヤ改正前のライラック3号は札幌 7:49発だったので、37分早発になったのだ。
“通勤通学にご利用しやすい時刻とするため、特急「ライラック3号・5号」の時刻を繰り上げます”ということなんだそうだ(ライラック5号は札幌 8:30発が 8:00発となった)。
なので、江別 7:26発の滝川行き普通列車は、3月18日から札幌駅を2分早く発車し、4分早く江別駅に到着し、ライラック3号が追い抜くまで4分間じっと待つようになったのだ。
私の仕事帰りの時間帯はというと、いつも乗っている列車はホームが変わった。
そのあとの電車は、江別行きだったのが岩見沢行きになっていたり、岩見沢行きだったのが江別行きに変わっていたりしていた。
今回のダイヤ改正でキハ183系が引退し、特急「オホーツク」(と「大雪」)は
キハ283系で運行されるようになった。
だいたいにして引退すると人気が上がるものだが、183系のラストランの臨時列車は指定席券が完売。車両を増結して指定席券を追加販売した。
それはいいんだけど、個人的にはいま残っているキハ183系の顔はあまり好きではない。かっこよくない。
その点、たとえ3両編成という短さではあるが、283系の顔はやはりかっこいいし、走る姿にも華がある。
夕方、17:40 ころに、高砂駅と江別駅の間、5丁目通の陸橋近くで網走行きのオホーツク3号とライラックがすれ違う(上の写真がそのライラック34号)。
うす暗くて、逆光気味で、近くにはカラスがひどくたくさんいて、それもカアカアカアカアうるさすぎて、いや、結局写真の腕が悪くてすまない。
デイヴィス(Peter Maxwell Davies 1934-2016 イギリス)の「
時と大鴉(Time and the Raven)」(1995)。